車内の洗浄後、特にタバコのヤニや食べ物のシミなどの汚れを取り除いた後、ニオイが徐々に取れる傾向があります。これは、洗浄によって汚れや臭いの原因物質が除去されることで、時間をかけて車内の空気が浄化されるためです。
あれもこれも消臭ではある
まずは消臭についておおまかに考えてみます。
- 換気
- 洗浄
- 消臭剤
換気後のニオイ
換気はニオイを素早く解決する手段ではありますが、環境の影響を受ける方法でもあります。周辺エリアのニオイが入ってくるからです。しかし、車内にこもったニオイを外に出してしまうことは有効です。
換気を終えて、時間が経った後にニオイが戻ってくる場合はニオイの発生源がどこかにあることがわかります。
洗浄後のニオイ
洗浄は消臭の有効な手段です。洗浄はニオイの発生源を可能な限り取り除く作業です。
消臭剤とニオイ
消臭剤にもいろいろなタイプがあります。ニオイを簡単に軽減できるので気軽に使える方法です。しかし、消臭剤を使い続けた車内については、洗浄時に泡がでてきますので界面活性剤などが蓄積しているおそれがあり、健康面が心配になります。
消臭に有効な手段
- 洗浄
- スチーム
- オゾン
- ボタニカル
洗浄
洗浄でニオイの発生源を取り除くことが基本です。ニオイの発生源を取り除くことなく消臭剤などを使う場合では、より多くの消臭剤が必要となり、界面活性剤などを車内に蓄積させます。
スチーム
スチームクリーニングは高温の蒸気を利用して表面の汚れや臭いの原因物質を分解し、除去します。高温のスチームが臭いの原因となる物質を分解しやすくします。
オゾン
オゾンはニオイを不可逆的に破壊しますので消臭の高い消臭効果があります。残念なことは家庭用のオゾン空気清浄機と同じものという認識が普及していることです。車内の消臭においては車内を高濃度オゾンで満たす必要があります。
一方で家庭用などのオゾン発生器は室内などを高濃度オゾンで満たしてしまうと生命に危険が及ぶため室内に循環させる段階ではオゾン濃度が安全値になるように設計されています。このことからオゾン活用の狙いが違ってくるので、車内のオゾン脱臭では、この理解が必要になります。
ボタニカル
ボタニカルは植物の自然由来成分を噴霧する方法で行います。この方法では2か月ほどの除菌消臭効果が確かめられています。また、界面活性剤をしようしていないこともポイントになります。10数グラムのミストを車内に充満させる方法なのでナビなどの精密機器に悪影響を及ぼすこともありません。また、仮に吸引しても安全性が認められています。
車内洗浄の効果的なタイミング
ここまでの情報を踏まえますと、次のような見方でタイミングを考えてみてはいかがでしょうか?。
- 中古車購入時
- ニオイが気になるとき
- 汚してしまったとき
- 消臭剤が心配なとき